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中国、「ホルムアルデヒド白菜」など食品安全犯罪の取り締まりを強化

中国共産党の中央政法委員会が、食品安全を脅かす違法・犯罪行為を法に基づき厳しく処罰する方針を示した。「ホルムアルデヒド白菜」「薬剤漬けヤマモモ」などの問題を受け、取り締まりを強める。

中国、「ホルムアルデヒド白菜」など食品安全犯罪の取り締まりを強化
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • 中国共産党の中央政法委員会が、食品安全を脅かす違法・犯罪を法に基づき厳しく処罰する方針を示した。
  • ホルムアルデヒドを吹きかけた白菜や薬剤に浸したヤマモモ、殺虫剤の不正使用などが問題として挙げられている。
  • メラミン事件以降も不正はなくならず、取り締まりを一時的に終わらせず日常の監督に根づかせられるかが課題だ。
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中央政法委が食品安全犯罪の厳罰方針を表明

中国で、食品の安全を脅かす違法・犯罪行為への取り締まりを強める動きが出ています。中国共産党の中央政法委員会は、食品安全に関わる違法・犯罪を法に基づいて厳しく処罰する方針を示しました。中央政法委員会は、警察・検察・裁判所などの司法・治安部門を党の立場から統括する機関です。国営の新華社や経済メディアも、この方針を相次いで伝えています。

報道では、問題の例として「ホルムアルデヒド白菜(甲醛白菜)」「ジクロルボスによる消毒(敌敌畏消杀)」「薬剤漬けヤマモモ(药水杨梅)」が挙げられました。上海の党機関紙系ニュースサイト「上観新聞」も論評記事で、こうした食品が「二度と食卓に戻らないよう」法に基づく管理を求めています。

問題視されている手口とは

「ホルムアルデヒド白菜」は、輸送中や保管中の白菜を傷みにくくするため、ホルムアルデヒドを含む液体を吹きかけたとされる問題です。ホルムアルデヒドは防腐や消毒に使われる化学物質で、食品に使うことは認められていません。ジクロルボスは有機リン系の殺虫剤で、「敌敌畏(ディディウェイ)」という名で中国の農村に広く知られています。害虫や腐敗を防ぐ目的で、食品の処理に不正に使われる例が指摘されてきました。ヤマモモは中国南部で初夏に出回る果物で、傷みやすいため、見た目や日持ちをよくする薬剤に浸したのではないかと疑われる例が話題になっています。

それぞれの事件で、どこで、どの程度の規模で起きたのか、また健康被害が出たのかといった詳しい点は、今回の報道からは確認できていません。

背景にある中国の「食の安全」問題

中国では、2008年に乳児用粉ミルクへのメラミン混入事件が起き、大きな社会問題になりました。その後、食品安全法の改正や罰則の強化が進み、国も「最も厳しい基準・監督・処罰・責任追及」を掲げてきました。それでも、生産から流通までの関係者が多く、地方の小さな業者まで監督が届きにくいことから、違法な添加や農薬の不正使用はなくなっていません。

今回、地方の行政部門ではなく党中央の政法部門が前面に出たことで、刑事責任を問う姿勢をより鮮明にしたとみられます。一方で、取り締まりを一時的なキャンペーンで終わらせず、日常の検査や産地から販売までの追跡のしくみを根づかせられるかが課題だという見方もあります。日本は中国から野菜などの食品を多く輸入しているため、中国国内の監督の行方は日本の消費者にとっても無関係ではありません。

※本記事は中国の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:东方财富

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