
この記事のポイント
- 台湾で女性客が、エルメスのバッグに赤ワインのしみを付けられたとして飲食店に93万台湾ドルを請求した。
- 名指しされた台北の人気店「富錦樹」は監視カメラ映像と録音を公開し、店員は個室に入っていないと反論した。
- 台湾では店側が証拠を公開して反論する例が増えているが、責任の所在はまだ決まっていない。
エルメスのバッグに赤ワイン、請求額は93万台湾ドル
台湾で、高級ブランド「エルメス」のバッグをめぐる飲食店と客のトラブルが大きな話題になっています。現地報道によると、ある女性客が飲食店で食事をした際、持っていたエルメスのクロコダイル革のバッグに赤ワインのしみが付いたとして、店側に93万台湾ドル(1台湾ドル=約4.7円で換算すると約440万円)の賠償を求めました。女性は「店員が汚した」と主張しているとされます。
名指しされたのは「富錦樹(Fujin Tree)」です。台北市内の落ち着いた住宅街、富錦街の名前を取った人気の飲食店グループで、地元の人のほか観光客にも知られています。
店側は監視カメラ映像と録音を公開
富錦樹側は、店内の監視カメラ映像と録音を公開して反論しました。現地メディアは、問題の時間帯について「カギとなる3分間」と伝えています。店側は映像などをもとに「店員はその時間、個室に入っていない」と説明し、女性の主張と食い違っていることを示しました。
報道の見出しでは、こうした店側の対応が「打臉(相手の言い分をくつがえす)」と表現されています。ただし、しみがいつ、どのような経緯で付いたのかは、公開された情報だけでは分かりません。双方の言い分がそろった段階ではなく、責任がどちらにあるかはまだ決まっていません。
背景:台湾で増える「証拠を公開する」対応
台湾では最近、店と客のトラブルが起きたとき、店側が監視カメラの映像やSNSでの説明で直接反論する例がよく見られます。ネットで話題が一気に広がるため、店側も早めに材料を示して評判を守ろうとする面があると考えられます。一方で、映像の公開には客のプライバシーとの兼ね合いという課題もあり、どこまで公開してよいかは議論の分かれるところです。
また、エルメスのクロコダイル革のような特殊な皮革は、手入れや修理が難しく費用もかかります。現地の女性向けメディアは、この騒動をきっかけに高級バッグが汚れたときの応急処置の方法も紹介しています。高額な請求額の背景には、こうした修理の難しさもあるとみられます。
今後、話し合いで決着するのか、法的な手続きに進むのかが注目されます。
※本記事は台湾の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:Yahoo新聞




