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香港・新皇崗口岸が開通 初日は通関順調も交通に課題

香港と深圳を結ぶ新しい皇崗口岸が運用を始めた。初日の通関はおおむね順調だったが、周辺の渋滞や北区への乗り継ぎが課題として挙がり、重陽節の混雑が最初の試練になる。

香港・新皇崗口岸が開通 初日は通関順調も交通に課題
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この記事のポイント

  • 香港と深圳を結ぶ新しい皇崗口岸が開通し、初日の通関はおおむね順調で越境学生にも好評だった。
  • 手続きを1か所で済ませる一地両検を取り入れ、香港側の落馬洲管制站と通称皇巴は役目を終えた。
  • 周辺の渋滞や北区への乗り継ぎに課題が残り、墓参りの人が増える重陽節が最初の試練となる。
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新しい国境ゲートが運用開始

香港と中国本土・深圳の境にある「皇崗口岸」の新しい施設が運用を始めました。香港の現地報道によると、初日の出入境手続きはおおむね順調で、毎日国境を越えて香港の学校に通う「越境学生」からも「手続きが速く、快適になった」「前より混雑が和らいだ」と好意的な声が出ています。一方で、周辺の交通にはさっそく課題が見えており、香港の議員が改善を求めています。

皇崗口岸とは

皇崗口岸は香港と深圳を結ぶ陸路の出入境地点の一つで、24時間開いている数少ない口岸として、長年にわたり通勤客や買い物客、物流に使われてきました。これまでは深圳側の皇崗と香港側の「落馬洲管制站」の2か所で、別々に出入境手続きをする仕組みでした。新しい施設は深圳側に建てられ、香港側の手続きもこの建物の中に移して、両方の手続きを1か所で済ませる「一地両検」(中国本土の敷地内で香港の手続きも行う方式)を取り入れたとされています。

これに合わせて、香港側の落馬洲管制站は役目を終えました。両方の施設を結んでいた通称「皇巴」と呼ばれるシャトルバスも約30年の運行を終え、香港の大手バス会社・九龍バス(九巴)の路線に引き継がれたと報じられています。

課題は「口岸までの道のり」

手続きそのものは速くなった一方で、口岸周辺の交通の結節点(バスやタクシーの乗り換え拠点)では車の渋滞が起きたと伝えられています。香港の北部にある北区(新界北部の行政区で、上水や粉嶺などの住宅地を含む)へ向かう人は、乗り換えの手間が増えたという指摘もあります。議員はバス路線や乗り換えの案内、道路の流れの見直しを当局に求めています。

新しい施設は、開いた直後に人の流れが変わり、想定とのずれが出ることがよくあります。今回も、手続きの効率化で口岸の中は空いても、そのしわ寄せが外の道路や公共交通に出た面があると考えられます。

重陽節が最初の試練に

近く迎える「重陽節」(旧暦9月9日。香港では祝日で、墓参りをする習慣がある)は、新しい口岸にとって最初の大きな試練になりそうです。香港では、本土にある先祖の墓を参る人や、北区の墓地に向かう人で、この時期に国境付近の交通が混み合う傾向があります。当局が臨時の交通対策を打つかどうか、そして混雑の中で新しい仕組みがうまく回るかが注目されます。

香港と深圳の行き来は年々増えており、出入境施設の使いやすさは住民の暮らしや経済に直結します。新皇崗口岸がこの流れを支える拠点になれるかは、今後の運用と交通の手直し次第と言えそうです。

※本記事は香港の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:明報新聞網

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