
この記事のポイント
- タイの下院議員シリチョーク氏が、ある政党が所属議員に1人40万バーツを配る予定だと告発した。
- 氏は資金源にオンライン賭博サイトからの上納金が関わっている疑いを指摘したが、証拠はまだ示されていない。
- デジタル経済社会省に賭博サイトの閉鎖を急ぐよう求め、賭博マネーと政治の関係が国会の争点になっている。
「議員1人あたり40万バーツ」の告発
タイで、政党とオンライン賭博のお金のつながりをめぐる疑いが新たに持ち上がっています。現地報道によると、下院議員のシリチョーク氏が、ある政党が10月25日に所属議員へ「特別な支払い」を予定しており、金額は1人あたり40万バーツ(1バーツ=約4.5円で換算すると約180万円)だと明らかにしました。シリチョーク氏はこのお金がオンライン賭博サイトから政界に流れる上納金(タイ語で「スワイ」と呼ばれる、違法な商売から有力者へ渡る見返りのお金)と関係しているのではないかと見ています。
ただし、どの政党を指すのか、お金の流れを示す証拠はあるのかについて、現時点の報道では詳しく伝えられていません。あくまで議員による告発の段階で、事実かどうかは確かめられていない点に注意が必要です。
デジタル経済社会省に取り締まりを求める
シリチョーク氏は、インターネット上の違法サイトの遮断を担うデジタル経済社会省(タイ語の略称から「DE」と呼ばれる)に、賭博サイトの閉鎖を急ぐよう求めました。また、政府側の有力政治家であるアヌティン氏やピパット氏の調査に関する発言にも反論したと報じられており、与野党の対立になりつつあります。
相次ぐ「賭博マネー」と政治の疑い
タイでは、宝くじや競馬など一部を除いて賭博は法律で禁じられています。それでも海外にサーバーを置くオンライン賭博サイトは広く使われており、取り締まりが追いついていないと長く指摘されてきました。こうしたサイトの莫大な利益が警察や政治家に流れているという疑いも、たびたび話題になってきました。
最近は別の野党議員も、オンライン賭博サイトに関わる多額のお金の流れを取り上げており、賭博と政界の関係は国会での大きな争点になっています。今回の告発は、こうした流れの中で出てきたものです。
今後の焦点
焦点は、告発の中身を裏付ける証拠が出てくるか、そして捜査機関や選挙管理委員会などが調べに乗り出すかどうかです。告発された側が反論することも考えられ、真相がはっきりするまでには時間がかかりそうです。タイでは政党の資金や議員の取り込みをめぐる疑いが政局を大きく動かしたこともあり、今後の動きが注目されます。
※本記事はタイの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:pptvhd36.com




