
この記事のポイント
- 米フロリダ州タラハシーのフロリダA&M大学のスタジアム付近で銃撃があり、11〜12人が負傷した。
- 地元警察によると、撃たれた11人のうち6人が未成年。容疑者や動機は報道時点ではわかっていない。
- 米国では人が集まる場所での銃撃が続いており、銃規制のあり方は政治的な争点になっている。
大学スタジアム付近で多数が負傷
米国南東部フロリダ州の州都タラハシーで、フロリダA&M大学(FAMU)のスタジアム付近で銃撃事件が起き、多くの人が負傷しました。地元のタラハシー警察(TPD)は、11人が撃たれ、そのうち6人が未成年だったと発表しています。米主要メディアの報道では、負傷者を「12人」とするものと「11人」とするものがあります。銃で撃たれた人と、そのほかの理由でけがをした人を分けて数えているためとみられますが、詳しい内訳は報道時点ではわかっていません。
現地メディアはこの事件を「速報(DEVELOPING)」として伝えており、けが人の容体、容疑者の有無や人数、発砲の動機などは、報道時点では明らかになっていません。今後の警察発表によって、内容が変わる可能性があります。
フロリダA&M大学とは
フロリダA&M大学は、タラハシーにある州立大学です。「HBCU(歴史的黒人大学)」と呼ばれる大学のひとつで、アメリカンフットボールやマーチングバンドが有名です。HBCUは、人種隔離が行われていた時代に、主に黒人学生に高等教育の場を提供するためにつくられた大学の総称です。今も地域社会や卒業生のつながりの中心として大切にされています。米国の大学スポーツの試合や関連行事には、学生だけでなく、家族連れや地域の住民も大勢集まります。今回、未成年の負傷者が多かったのも、こうした人の集まり方と関係している可能性がありますが、事件当時の状況はまだ確認されていません。
相次ぐ「人が集まる場所」での銃撃
米国では、学校、祭り、スポーツ行事など、多くの人が集まる場所での銃撃事件が、社会問題として繰り返し取り上げられています。米国の憲法(修正第2条)は、市民が武器を持つ権利を定めていると解釈されています。そのため、銃の持ち方の規制を強めるべきかどうかは、政党や州によって意見が大きく分かれる政治的な争点です。フロリダ州は、比較的銃の所持に寛容な州として知られています。一方で、2018年に南部パークランドの高校で起きた銃乱射事件のあと、銃を買える年齢を引き上げる州法を定めるなど、議論が続いてきました。
今回の事件の背景や、使われた銃の入手経路などは、今後の捜査で明らかになるとみられます。未成年が多く巻き込まれたことから、地元では、大学周辺やイベント会場の警備のあり方を問う声が上がる可能性もあります。
※本記事は米国の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:NBC News




