
この記事のポイント
- ボルソナロ元大統領の長男フラビオ上院議員が、妻と娘たちを連れて米国に入国したとBBCなどが報じた。
- アルゼンチン当局によると、一家はアルゼンチンに入った後、民間機でエクアドルへ向かい、その後米国に着いた。
- トランプ氏はビザを認める考えを示した。ルラ大統領は批判し、ボルソナロ派は「迫害」だと主張している。
ブラジルのフラビオ・ボルソナロ上院議員が、妻と娘たちを連れて米国に入国したと、英BBCや現地メディアが伝えました。フラビオ氏は、2019〜2022年に大統領を務めた右派のジャイル・ボルソナロ氏の長男です。今回の出国は、ブラジル国内で大きな政治ニュースになっています。
アルゼンチン、エクアドルを経て米国へ
ブラジルの大手メディアG1は、アルゼンチンの移民当局の話として、フラビオ氏と家族がまずアルゼンチンに入り、そこから民間のチャーター機でエクアドルに向かったと報じました。その後、BBCやCNNブラジルが、一家が米国に着いたと伝えています。ブラジルから米国へ直行しなかった理由や、なぜこの時期に国を出たのかについては、今回の報道の要約からは分かりません。
トランプ氏「ビザは認める」
米国のトランプ大統領は、フラビオ氏のビザ(査証)を認めるつもりだと話しました。一方で、フラビオ氏の今いる場所は知らないとも述べたと、有力紙フォーリャ・デ・サンパウロが報じています。トランプ氏は以前からボルソナロ元大統領と近い関係にあり、ボルソナロ家への対応がブラジルと米国の関係にも影響するとみられています。
ルラ大統領は批判、支持者は「迫害」
左派のルラ大統領はフラビオ氏の行動を批判しました。これに対し、ボルソナロ派の議員などは、フラビオ氏は「政治的な迫害」を受けていると主張しています。ブラジルでは左派と右派の対立が深く、同じ出来事でも見方が大きく分かれています。
背景:ボルソナロ家と司法
父のジャイル・ボルソナロ氏は、2022年の大統領選で敗れた後、政権に居座るためのクーデター計画に関わったとして、2025年に連邦最高裁で有罪判決を受けました。三男のエドゥアルド・ボルソナロ下院議員も、2025年から米国に滞在しています。フラビオ氏は2026年の大統領選で右派の候補として名前が挙がっていました。今回の出国が、捜査や裁判とどう関係しているのかは、今後の報道を待つ必要があります。
ブラジルの現職上院議員が家族と外国に出たことで、議員の職務や、選挙後の右派の動きにどんな影響が出るかが注目されます。
※本記事はブラジルの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:G1




