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フィリピン・デラロサ上院議員、ICC逮捕状めぐり最高裁に再び判断見直しを要求

麻薬戦争を主導したデラロサ上院議員が、ICC逮捕状に関する判断の見直しを最高裁に改めて求めた。政府は懸賞金で包囲を強め、上院少数派は適正手続きを訴えている。

フィリピン・デラロサ上院議員、ICC逮捕状めぐり最高裁に再び判断見直しを要求
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • デラロサ上院議員が、ICC逮捕状に関する最高裁の判断を取り消すよう改めて求めた。
  • 大統領府は5000万ペソの懸賞金で同氏の行動範囲が狭まったとし、警察も出頭を呼びかけている。
  • 上院少数派は同氏を支持し、ICC脱退後の主権をめぐる論争と政治対立が背景にある。
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最高裁に再び「判断の取り消し」を要求

フィリピンのロナルド・「バト」・デラロサ上院議員が、国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状に関する最高裁判所の判断を取り消すよう、改めて求めました。現地のニュースサイト「ラップラー」などが伝えています。報道からは、最高裁がデラロサ氏に不利な判断を出し、デラロサ氏がその見直しを重ねて求めている流れがうかがえます。ただ、判断の細かい中身や手続きの段階は、見出しと要約だけでは確かめられません。

デラロサ氏とは誰か

デラロサ氏はドゥテルテ前政権でフィリピン国家警察(PNP)の長官を務めた人物です。2016年に始まった「麻薬戦争」と呼ばれる強硬な取り締まりで、現場の指揮をとりました。この取り締まりでは多くの容疑者が殺害され、国内外の人権団体から強い批判を受けてきました。ICCはオランダ・ハーグにある国際裁判所で、人道に対する犯罪などを裁きます。この問題を捜査してきたICCの手続きで、ドゥテルテ前大統領は2025年に身柄をハーグへ移されました。側近だったデラロサ氏の扱いも、それ以来、国内で大きな焦点になっています。

政府と警察は包囲を強める

大統領府は、デラロサ氏の所在につながる情報に5000万ペソ(日本円で1億円を超える規模)の懸賞金をかけています。大統領府はこの懸賞金で、同氏の動ける範囲が「大きく狭まった」と説明しました。大統領府報道官のクレア・カストロ氏も「デラロサ氏の世界は狭くなりつつある」と述べ、追い詰めていることを強調しています。警察もデラロサ氏に「尊厳をもって逃亡を終わらせてほしい」と呼びかけました。警察の元トップが、かつての組織から出頭を求められるという異例の状況です。

上院少数派は「対話と適正手続き」を訴え

一方、上院の少数派はデラロサ氏を支持する立場を示しました。対話と適正手続き(デュー・プロセス)を守るよう求めています。フィリピンはドゥテルテ政権のときにICCを脱退しています。そのため、ICCの逮捕状に国内でどこまで応じるべきかは、法律の面でも政治の面でも意見が分かれる論点です。現在のマルコス政権とドゥテルテ派の対立が深まっていることも、この問題の背景にあるとみられます。

今後の焦点

焦点は、最高裁が見直しの求めにどう答えるか、そしてデラロサ氏が出頭するのか拘束されるのかです。この件は、麻薬戦争の責任を問う動きにとどまりません。国の主権と国際的な司法の関係や、国内の政治対立の行方にも関わる問題として注目されています。

※本記事はフィリピンの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:Rappler

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