
この記事のポイント
- 2001年に豪北部準州で起きた英国人旅行者殺害事件の犯人の生前映像を警察が公開した。
- 犯人は服役中に病で死亡し、映像は死の直前に撮影されたものとされる。
- 遺体は四半世紀を経た今も発見されておらず、犯人は場所を語らないまま亡くなった。
25年前の事件、犯人の死の直前映像が公開された
オーストラリア連邦の北部準州(ノーザンテリトリー:大陸中央の砂漠地帯を含む広大な行政区)で2001年に起きた英国人旅行者殺害事件をめぐり、警察が犯人の死の直前に撮影した映像を公開しました。豪州放送協会(ABC)などの現地報道によると、映像には服役中に病で亡くなる直前の犯人が映っており、被害者の遺体がどこにあるのかを最後まで語ろうとしない様子が記録されているとされます。
事件の概要
被害者は英国人のピーター・ファルコニオさん。2001年、恋人とともにオーストラリアを旅行中、北部準州の人里離れた幹線道路(アウトバックと呼ばれる内陸の荒野地帯)で何者かに襲われました。同行していた恋人は拘束されながらも逃げ延び、生還したことで事件が発覚したと伝えられています。この事件は「バックパッカーが広大な無人地帯で消えた」という衝撃から、オーストラリアのみならず英国でも大きく報じられました。
その後、ブラッドリー・マードックという人物が殺害の罪で有罪となり、長期の刑に服していました。現地報道によれば、マードックは服役中に病を得て2025年に死亡したとされます。今回公開されたのは、その死の数日前に撮影されたとされる映像です。
遺体は今も見つかっていない
この事件が長く社会の関心を集めてきた最大の理由は、有罪判決が確定した後も被害者の遺体が発見されていない点にあります。公開された映像でマードックは、遺体の場所について「何も知らない」という趣旨の受け答えをしていたと報じられています。事件から四半世紀が経とうとする中で、遺族が遺体の帰還を望み続けている状況は変わっていないとみられます。
なお、報道によっては事件当時の血痕や拘束の状況を示す新たな資料に触れているものもありますが、細部については報道機関ごとに扱いが異なります。確定していない点や個々の発言内容は、今後の当局の説明を待つ必要があります。
警察が犯人の死後にこうした映像を公開した背景には、遺体の発見につながる情報提供を改めて呼びかける狙いがあるとみられますが、公式な意図は現時点で断定できません。
※本記事はオーストラリアの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:ABC News & Headlines – Australian Broadcasting Corporation




