
この記事のポイント
- 台湾では連休最終日まで安定した晴天が続き、台北など7県・市では局地的に36度超の残暑が予想されている。
- 周辺の台風は明晩にも弱まる見込みで、現時点で本島への大きな直接影響は報じられていない。
- 10月1日ごろから北東季節風が到来し、北部は涼しくなり、北部・東北部で雨の確率が高まる見通し。
連休最終日まで「夏の名残」の好天
台湾では9月下旬の連休が終わりを迎えるが、現地の天気報道によると、連休の最終日までは全土で安定した天気が続く見込みだ。台北市・新北市(いわゆる「双北」)をはじめとする7つの県・市では、日中の気温が局地的に36度を超える可能性があると伝えられており、9月末とはいえ真夏に近い暑さが残っている。日本では秋の空気が広がり始める時期だが、亜熱帯に位置する台湾ではまだ厳しい残暑が続いているのが実情だ。
台風は明晩にも勢力を弱める見通し
周辺海域では台風「舒力基(スリゲ)」が発生しているが、現地報道では明日の夜には勢力が弱まる見通しとされている。現時点で台湾本島に大きな直接影響が出るという報道は確認できないが、台風周辺の湿った空気が流れ込むことで、東部や山地で局地的な雨が降る可能性は一般的に指摘されるところだ。台湾では毎年夏から秋にかけて台風が接近・上陸することが多く、9月下旬から10月初旬は「秋台風」への警戒が続く季節でもある。
10月1日ごろから北東季節風が到来
今回の報道が最も強調しているのが、10月1日ごろを境にした天気の「変わり目」だ。台湾では秋から冬にかけて、中国大陸方面から吹き出す冷たく湿った「東北季風」(北東季節風)が気候を大きく左右する。この季節風が到来すると、風上側となる北部と東北部(宜蘭県など)では雲が広がりやすくなり、雨の確率が高まる。今回の報道でも「2つの地域で降雨確率が増加する」とされており、具体的には北部と東北部を指していると見られる。
あわせて北部では気温が下がり、これまでの蒸し暑さから一転して「涼しい」と感じる天気に切り替わる見込みだ。一方、山地の風下側となる中部や南部では、季節風の影響が比較的小さく、晴れ間が残ることが多いというのが台湾の秋の典型的なパターンである。
台湾の「秋」はどう訪れるか
台湾の季節の移り変わりは日本とは少し異なる。日本では秋雨前線や台風の後にゆっくりと涼しくなるが、台湾では最初の北東季節風の到来が、事実上の「夏の終わり」の合図になることが多い。特に台北を含む北部は、この季節風によって冬にかけて曇りや雨の日が増え、湿った肌寒さが続く。逆に南部の高雄や台南は冬でも比較的乾燥した晴天が多く、同じ島の中でも気候の差が大きいのが特徴だ。
今後は季節風の強さや到来のタイミングによって予報が変わる可能性もあるため、10月初旬に台湾を訪れる予定がある人は、最新の予報を確認しつつ、薄手の上着や雨具を用意しておくと安心だろう。なお、季節風到来の具体的な日付や影響範囲は今後の予報で修正される可能性がある点には注意が必要だ。
※本記事は台湾の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:UDN




