
この記事のポイント
- NRL決勝に合わせて集まったニューカッスル・ナイツのファンの中に車が突入し、10人が負傷した。
- 負傷者には幼い女の子が含まれて重体で、一部報道では5歳と伝えられている。
- 州警察は運転していた18歳の仮免許(Pプレート)の人物を逮捕し、事故の経緯を調べている。
決勝を祝うファンの集まりに車が突入
オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州の都市ニューカッスルで、プロラグビーリーグ「NRL」の決勝戦(グランドファイナル)に合わせて集まっていた地元チーム「ニューカッスル・ナイツ」のファンの中に車が突っ込み、10人が負傷しました。公共放送ABCなど複数の現地メディアが報じています。
報道によると、負傷者の中には幼い女の子が含まれ、重体となっています。民放ナインは、この子どもを5歳と伝えています。ほかの負傷者のけがの程度や詳しい事故の状況は、現時点で報道ごとに伝え方が異なり、明らかになっていない部分もあります。
18歳の「Pプレート」運転者を逮捕
州警察は車を運転していた18歳の人物を逮捕しました。現地報道では、この運転者は「Pプレーター」だったとされています。オーストラリアの多くの州では、運転免許の取得後すぐに完全な免許を得られるわけではなく、一定期間は「P(Provisional=仮)」の表示板を車に付けて運転する段階的な免許制度がとられています。P免許の期間中は、速度や同乗者、飲酒などに通常より厳しい制限がかかるのが一般的です。
事故が故意によるものか、運転操作の誤りなどによるものかについては、本記事執筆時点で確かな情報はありません。警察が経緯を調べており、容疑の内容などは今後の発表を待つ必要があります。
街を挙げた「決勝の日」に起きた惨事
NRLはオーストラリアで最も人気のあるプロスポーツリーグの一つで、毎年秋(南半球の9〜10月)に行われるグランドファイナルは国民的な行事です。ニューカッスルは炭鉱や港で栄えた工業都市で、ナイツは市民の誇りともいえる存在です。決勝の日には、パブや広場、通りなどに大勢のファンが集まって観戦や応援を楽しむのが恒例になっています。
多くの人が集まって祝うはずの場で起きた今回の事故は、地域社会に大きな衝撃を与えています。今後は、負傷者の容体に加えて、大勢の人が集まるイベントでの車両規制や歩行者の安全対策のあり方、若い運転者への免許制度の運用などが、現地で議論の的になる可能性があります。
※本記事はオーストラリアの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:ABC News & Headlines – Australian Broadcasting Corporation




