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台湾・頼総統の長男を米国で尾行か 中国系女性が初出廷

米国で台湾の頼清徳総統の長男を尾行していたとして、中国系の女性不動産仲介業者が起訴され、初めて出廷しました。台湾政府は「典型的な越境弾圧だ」と非難しています。

台湾・頼総統の長男を米国で尾行か 中国系女性が初出廷
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • 米国で台湾の頼清徳総統の長男を尾行した疑いで、中国系の女性不動産仲介業者が摘発され、初めて出廷した。
  • 夫は取材に「何も知らない」と答えた。台湾メディアは、女性がSNSに投稿していた派手な暮らしぶりも報じている。
  • 台湾の総統府は「典型的な越境弾圧」と非難した。卓栄泰行政院長も、国民に身の安全に注意するよう呼びかけた。
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米国で総統の家族を尾行した疑い

台湾の頼清徳(らい・せいとく)総統の長男を米国内で尾行・監視していたとして、中国系の女性が米当局に摘発されました。台湾メディアが大きく報じています。報道によると、女性は米国で不動産仲介業をしていました。台湾の一部メディアは、中国のために動いたスパイ(台湾では「共諜」と呼ばれます)の疑いがあると伝えています。起訴の詳しい内容や、誰の指示で動いたのかといった点は、今のところ報道からははっきりしません。

初出廷では落ち着いた様子

女性は最近、初めて法廷に姿を見せました。台湾の聯合報などによると、落ち着いた表情だったといいます。同じく不動産仲介業をしている夫は、報道陣のカメラを手でさえぎり、「何も知らない」とだけ答えて取材を断りました。

以前の隣人は取材に対し、女性の言動について「つじつまが合わない点がある」と話しています。ただ、それが具体的に何を指すのかは、手元の情報からは確認できません。自由時報などは、女性がSNSに高級品の買い物や海外旅行の様子を投稿していたとも報じています。台湾ではこうした暮らしぶりにも関心が集まっていますが、事件との関係はまだ分かっていません。

台湾政府「典型的な越境弾圧」

台湾の総統府は、この事件を「典型的な越境弾圧(トランスナショナル・リプレッション)」だと批判しました。越境弾圧とは、国家が国外にいる人物を監視したり、脅したり、圧力をかけたりする行為を指します。近年は欧米でも、中国当局による在外の反体制派や民主活動家への監視が問題になっています。

行政院長(首相にあたる)の卓栄泰氏も、「中国による越境弾圧はすでに現実のものになっている」と述べました。そのうえで、国民に身の安全に気をつけるよう呼びかけています。

背景:中台関係と総統の家族

中国は台湾を自国の一部とみなしています。2024年に就任した頼総統は「台湾独立派」だとして、中国から強く警戒されてきました。総統本人だけでなく、海外に住む家族まで監視の対象になっていたのであれば、中国による台湾への圧力が個人の生活にまで及んでいることになります。台湾で強い危機感が広がっているのはそのためです。

米国の司法手続きでどこまで事実関係が明らかになるかは、今後の公判しだいです。米台の安全保障協力や、中国への対応にも影響する可能性があり、行方が注目されます。

※本記事は台湾の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:UDN

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