
この記事のポイント
- メキシコ太平洋側のコリマ州・ミチョアカン州沖で、ハリケーン「トゥルーディ」がカテゴリー2に発達した。
- コリマ州やハリスコ州の沿岸では大雨・強風・高波のおそれがあり、港町マンサニージョには対策の指揮所が設けられた。
- 市民保護当局は沿岸部と山間部の住民に注意を呼びかけており、土砂災害や川の増水にも警戒が必要だ。
コリマ・ミチョアカン沖で勢力を強める
メキシコの太平洋側で、ハリケーン「トゥルーディ(Trudy)」が勢力を強め、カテゴリー2に発達しました。現地の主要紙ラ・ホルナダやレフォルマなどが伝えたもので、ハリケーンはコリマ州とミチョアカン州の沖合を進んでいます。気象情報サイトのメテオレッド・メキシコは、今後数時間のうちにコリマ州や隣のハリスコ州の沿岸で、激しい雨や強風、高波のおそれがあると伝えています。
ハリケーンの強さは、米国などで使われる「サファ・シンプソン・スケール」で5段階に分けられます。カテゴリー2は、最大風速がおおむね時速154〜177キロの段階で、屋根や窓、樹木、電線などに被害が出るおそれがある強さとされます。今後さらに強まるか、陸地に近づくのか、上陸するのかについては、最新の予報を確認する必要があります。
港町マンサニージョに対策拠点
コリマ州の港湾都市マンサニージョでは、ハリケーンに備える「指揮所(プエスト・デ・コマンド)」が設けられたと地元メディアが報じています。マンサニージョはメキシコ有数のコンテナ港で、アジアとの貿易の玄関口として知られます。港の運用や物流への影響も気になるところですが、現時点で具体的な影響の規模ははっきりしていません。
また、市民保護当局(Protección Civil、日本の防災部局にあたる組織)は、沿岸部と山間部の住民に向けて、ハリケーン通過時の注意を強めるよう呼びかけています。山間部では大雨による土砂崩れや川の増水が、沿岸部では高潮や高波が心配されます。
ハリケーンが多いメキシコ太平洋岸
メキシコの太平洋側では、毎年おおむね5月から11月にかけて東太平洋のハリケーンシーズンを迎えます。コリマ、ミチョアカン、ハリスコ、ゲレロなどの沿岸州は、これまでも何度もハリケーンの被害を受けてきました。近年は、短い時間で急に強まるハリケーンも目立ち、早めの避難や備えの大切さが改めて言われています。
日本の台風と同じく、雨や風のピークは中心が通る前後に来ることが多く、通過した後も川の増水や土砂災害に注意が必要です。メキシコを旅行中の人や現地に住む日本人は、メキシコ国家気象局(SMN)や各州当局の最新情報を確認することが勧められます。
※本記事はメキシコの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:La Jornada




