
この記事のポイント
- 台風チャンピーがスーパー台風に再び強まり、フィリピンの監視区域(PAR)へ近づいている。
- フィリピン国家警察が、避難の支援や緊急対応チームの準備を進めていると報じられている。
- 木曜日ごろに沖縄の南へ近づく可能性もあり、フィリピンと日本の南西諸島で警戒が必要だ。
西太平洋で発達している台風チャンピー(Champi)が再び勢力を強め、「スーパー台風」となりました。フィリピンの監視区域への進入を前に、現地メディアは警戒を呼びかけています。フィリピン国家警察(PNP)は、避難の支援や緊急対応チームの準備を進めていると伝えられています。
「PAR」への進入とは
フィリピンの報道でよく出てくる「PAR(Philippine Area of Responsibility)」は、フィリピンの気象当局PAGASA(フィリピン大気地球物理天文局)が監視と警報を担当する海域のことです。台風がこの区域に入ると、PAGASAは国際名とは別にフィリピン独自の呼び名を付け、注意報や警報を出す体制に入ります。PARに入るかどうかは、現地の人々が身構えるかどうかの一つの目安になっています。
PAGASAは、最大風速がおおむね時速185キロ以上の台風を「スーパー台風」と呼んでいます。チャンピーはいったん勢力を落としたあと、再び強まったと報じられています。現地報道では、「勢力を保ったままフィリピンに近づいている」との見方も出ています。
警察が避難支援を準備
フィリピン国家警察は、台風が近づく可能性に備えて、住民の避難を手伝う人員や救助チームの準備を進めていると報じられています。フィリピンは毎年多くの台風に見舞われる国で、地方自治体や警察、軍などが早めに避難を呼びかけるのが通例です。低い沿岸部や山の斜面に住む人々にとっては、高潮や土砂崩れが大きな心配になります。
2013年の台風ハイエン(現地名ヨランダ)で甚大な被害が出て以降、フィリピンでは強い台風の前に住民を先回りして避難させる取り組みが重視されるようになりました。今回の準備も、その流れの中にあると考えられます。
進路と日本への影響
日本の英字紙の報道によると、チャンピーは週の半ば、木曜日ごろに沖縄県の南の海上へ近づく可能性があるとされています。台風がフィリピンの本土に上陸するのか、それとも北寄りに進んで海上を通るのかは、現時点の報道では断定できません。台風の進路予想には幅があるため、フィリピンでも日本の南西諸島でも、最新の気象情報を確かめることが大切です。
たとえ上陸しなくても、強い台風が近くを通ると、季節風が強まって大雨や高波につながることがあります。今後は、PAGASAが出す警報の段階や、地域ごとの避難の状況が注目されます。
※本記事はフィリピンの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:Rappler




