
この記事のポイント
- タイ気象局が、降り続く雨による鉄砲水や急な浸水に10月25日ごろまで警戒するよう呼びかけた。
- 東部・南部で雨が多く、バンコクも雷雨の可能性が60%。南部では28日ごろまで大雨に注意が必要とされる。
- 季節風が入れ替わる時期にあたり、北部などでは来週にも涼しい風が吹き始める可能性があると伝えられている。
タイ全土で雨続き、気象局が警戒を呼びかけ
タイの気象局(กรมอุตุนิยมวิทยา、日本の気象庁にあたる機関)は、降り続く雨で地盤や河川に水がたまり、山の多い地域で鉄砲水や急な浸水が起きるおそれがあるとして、10月25日ごろまで警戒するよう呼びかけました。現地では、タイ語で「ナーム・パー」と呼ばれる、山から一気に流れ下る鉄砲水への注意が特に強調されています。
現地メディアの報道によると、雨が特に多いのは東部と南部です。首都バンコクでも雷雨の可能性が60%とされています。一部の報道では、大雨に備えるべき地域が37県にのぼると伝えられています。タイは77の都県に分かれているため、国のおよそ半分が対象になっている計算です。
雨季の終わりと南部の雨のピーク
タイの雨季は、例年5月ごろから10月ごろまでです。10月下旬は、南西から吹く湿った季節風(モンスーン)が弱まり、北東からの季節風に入れ替わる時期にあたります。この入れ替わりの時期は天気が不安定になりやすく、雨季の終わりにまとまった雨が降ることも珍しくありません。
一方、マレー半島にある南部は、北東の季節風がタイランド湾から湿った空気を運ぶため、10月から12月ごろにかけて雨がいちばん多くなるのが一般的です。今回も、南部では10月23日から28日にかけて大雨に注意が必要だと報じられています。プーケットなどのアンダマン海側と、サムイ島などのタイランド湾側では雨の降り方が異なることもあるため、旅行を予定している人は地域ごとの予報を確かめることをおすすめします。
北部などでは「涼しい季節」の気配も
一方、北部・東北部・中部を含む「タイ上部」と呼ばれる地域では、来週にも北からの冷たい風が吹き始める可能性があると伝えられています。タイでは11月から2月ごろが比較的涼しく乾いた季節で、観光のハイシーズンでもあります。季節の変わり目を迎えるこの時期、現地の人々の間では「涼しい風はいつ来るか」がよく話題になります。
日本からの渡航者も注意を
バンコクでは、短い時間に強い雨が降ると道路がすぐに冠水し、ひどい渋滞が起きやすいことで知られています。山あいや滝の近くの観光地では、鉄砲水の危険が高まる場合もあります。現地に住んでいる人や旅行中の人は、タイ気象局の発表や現地報道で最新の情報を確かめ、川や山の近くに行く予定は状況を見て判断するのがよいでしょう。
※本記事はタイの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:ททบ. 5




