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台湾に台風「薔琵」接近、暴風域が東部から南部へ 全土で強風・豪雨を警戒

台風「薔琵」の暴風域が台湾東部や中部の南投、南部の高雄・屏東に入った。20以上の県や市で仕事と学校が休みになり、台湾全土で強風と大雨への警戒が続いている。

台湾に台風「薔琵」接近、暴風域が東部から南部へ 全土で強風・豪雨を警戒
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • 台風「薔琵」の暴風域が台湾東部と、中部の南投、南部の高雄・屏東に入り、全土で強風と大雨への警戒が続いている。
  • 専門家は、黒潮のエネルギーで台風の目のまわりの雲が発達しているとし、36時間ほど暴風域が台湾を覆うおそれを指摘した。
  • 北部4市を含む20以上の県・市で仕事と学校が休みになり、台中市は災害対策本部を開いて最も高い基準で備えている。
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台湾に台風「薔琵」(中国語での表記)が近づき、暴風域が東部の沿岸、中部の南投県、南部の高雄市と屏東県にかかり始めました。現地メディアは最新の状況を伝え続けており、台湾全土で強い風と大雨への警戒が呼びかけられています。

暴風域が東部から中南部へ

台湾の報道によると、暴風域はまず太平洋側の東部に入り、続いて中央山脈のふもとにある南投県や南部の高雄・屏東にも広がりました。台湾の気象当局(中央気象署)がいう「暴風域」は、日本の暴風域とは基準が少し違い、風力7(毎秒およそ14〜17メートル)以上の風が吹く範囲を指します。台湾は中央に3,000メートル級の山が連なっているため、台風が来ると山の斜面で雨雲が発達しやすく、風下の地域でも局地的に激しい雨になることがよくあります。

専門家「この先36時間、暴風域が台湾を覆う」

現地メディアに登場した専門家は、台湾の東を流れる暖流の黒潮(日本の太平洋側にも流れてくる海流)から熱と水蒸気が送り込まれ、台風の目のまわりの雲の壁(アイウォール)で対流が一気に強まっていると説明しました。そのうえで、この先36時間ほどは暴風域が台湾を覆うおそれがあると指摘しています。海水温の高い海の上で台風がどこまで勢力を保つかは、今後の進路しだいで変わるとみられます。

20を超える県・市で「台風休み」

台湾では、台風の強さが一定の基準を超えると、県や市ごとに仕事と学校を休みにする「停班停課」(いわゆる「台風休み」)を発表します。今回は報道によって数え方に違いがあるものの、20を超える県・市で休みとなり、台北市・新北市・基隆市・桃園市の北部4市も含まれました。場所によっては連休と重なって休みが4日間になるという報道もあり、市民の関心を集めています。

台中市は対策本部を立ち上げ

中部の台中市は災害対策本部を三級で開設しました。三級は警戒レベルの段階のひとつです。盧秀燕市長は「最も高い基準で台風に備える」と述べ、土砂崩れや浸水が起きやすい地域への注意を呼びかけています。台湾ではこれまでの台風でも山あいの土砂災害や低い土地の浸水がくり返し起きており、各地の自治体は、危ない地域の住民に早めに避難してもらう準備を進めているとみられます。

日本への影響にも注意

台湾の近くを通る台風は、そのあと沖縄や先島諸島に近づくこともあります。今後の進路によっては日本の南西諸島にも影響が出るおそれがあるため、旅行や出張で台湾・沖縄方面に行く予定の人は、航空便の運航状況と最新の気象情報を確認しておくとよいでしょう。

※本記事は台湾の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:Yahoo新聞

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