
この記事のポイント
- 台湾に接近した台風「薔琵」が軽度台風まで弱まり、10月24日14時30分に陸上警報が解除された。
- 海上警報も同日20時30分に解除される見通しで、北部の雨も夜にかけて弱まると伝えられている。
- 台風が遠ざかった後もうねりによる高波のおそれがあり、当局は海辺に近づかないよう呼びかけている。
陸上警報は午後に解除、海上警報も夜に解除の見通し
台湾に接近していた台風「薔琵(チャンピー)」が勢力を弱めながら台湾から離れつつあり、台湾の気象当局である交通部中央気象署は2026年10月24日14時30分(現地時間)、陸上警報を解除しました。台湾の複数のメディアによると、台風は「軽度台風」に分類される規模まで弱まっています。海上警報は同日20時30分に解除される見通しと伝えられています。
台湾では台風が近づくと、中央気象署がまず周辺の海域を対象とする「海上警報」を出し、陸地に影響が及ぶおそれが高まると「陸上警報」を出します。今回はその逆の順で、陸地への影響が先に収まったと判断され、陸上警報が先に解除された形です。
「軽度台風」とは
台湾では台風を、中心付近の最大風速によって「軽度」「中度」「強烈」の3段階に分けています。日本の「強い」「非常に強い」といった表現と同じく強さの目安で、軽度台風はこの中で最も弱い区分です。ただし、弱い区分になっても雨や風、波の影響が急になくなるわけではありません。
北部の雨は夜にかけて弱まる見込み
台湾メディアの報道では、北部の雨は夜に入ってから次第に弱まる見通しとされています。台湾の北部や北東部では、秋の台風が季節風と重なって長い時間雨が降ることがよくあり、台風が遠ざかった後もしばらく雨が残る場合があるとされます(一般的な傾向で、今回の雨量の詳細は報道からは確認できていません)。台北市内では、強風で街路樹が倒れる被害も報じられています。
うねりによる高波に注意、海辺に近づかないよう呼びかけ
当局と報道各社が特に注意を呼びかけているのが「長浪」です。台風から離れた場所まで届く周期の長いうねりのことで、海面が穏やかに見えても突然大きな波が打ち寄せることがあります。台湾では東北部の岩場や海岸で釣り人や観光客が波にさらわれる事故が過去にも起きており、台風が去った後もしばらくは海辺に近づかないよう呼びかけられています。
日本でも、台風が遠ざかった後に「土用波」と呼ばれるうねりで水の事故が起きることがあります。警報の解除が、そのまま安全になったことを意味するわけではない点は、台湾も日本も同じです。
※本記事は台湾の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:UDN




