
この記事のポイント
- タイ気象局が大雨の第6号警報を出し、南部で非常に激しい雨や突風、落雷のおそれがあると伝えた。
- 国家水資源局は南部14県に、急な増水による洪水と鉄砲水への警戒を呼びかけ、灌漑局も備えを進める。
- タイ全国で28日ごろまで天候が不安定。南部は一般に10〜12月が雨の多い時期で、これから警戒が強まる。
気象局が「第6号」の警報、南部で大雨のおそれ
タイの気象庁にあたるタイ気象局(TMD)は、大雨に関する第6号の警報を出し、南部で雨が強く降るおそれがあるとして注意を呼びかけました。現地の報道によると、ところによっては非常に激しい雨となり、強い突風や落雷のおそれもあります。南部以外の北部・中部などの「タイ上部」でも、10月28日ごろまでは天候が変わりやすい状態が続く見込みです。
「第6号」という番号は、同じ気象現象について気象局が出した警報の通し番号です。番号が進んでいることは、警戒の必要な天候が数日にわたって続き、そのたびに情報が更新されていることを示しています。
南部14県に洪水・鉄砲水の警戒
水の管理を担う政府機関、国家水資源局(ONWR、タイ語の略称は「ソートーノーチョー」)は、南部の14県を対象に、急な増水による洪水や、山から一気に水が流れ下る鉄砲水への警戒を発表しました。山あいや川沿いの低い土地に住む人に、雨の降り方や川の水位に気を配るよう求めています。
また、ダムや水路を管理する王室灌漑局のトップは、南部のナコーンシータンマラート県を訪れ、大雨への備えを確かめたと報じられています。同県はマレー半島のタイ湾側にある南部の主要な県の一つで、これまでもたびたび大雨による浸水の被害が出てきた地域です。
背景:南部はこれから雨季の本番
日本では「タイの雨季は5〜10月ごろ」と紹介されることが多いですが、これは主にバンコクを含む中部や北部の話です。マレー半島に位置する南部、特にタイ湾側では、一般に10月から12月ごろにかけて雨が多くなり、年末に向けて大雨のピークを迎えることが知られています。北部や中部で雨季が終わりに近づく時期に、南部では警戒がむしろ強まるという地域差があるのです。
今回の大雨が今後どのくらい続き、どこで被害が出るかについては、現時点の報道からは分かりません。気象局は状況に応じて警報を更新するとみられ、南部への旅行や出張を予定している人は、現地の最新情報を確かめることが大切です。特に鉄砲水は短い時間で状況が急変するため、山間部の滝や川辺の観光地では注意が必要です。
※本記事はタイの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:spacebar.th




