
この記事のポイント
- 10月6日、コロンビアの首都ボゴタで激しい雨が降り、エンガティバなど複数の行政区でひょうが確認された。
- 街が雪景色のように白く覆われ、近くのエルドラド国際空港の運航にも影響が出たと報じられた。
- 市当局は備えを呼びかけた。ボゴタは標高約2,600mの高地にあり、9〜11月の雨季にはひょうが起きやすい。
首都ボゴタの各地でひょう
南米コロンビアの首都ボゴタで10月6日(火)、激しい雨とともにひょうが降りました。現地の主要紙によると、市の北西部のエンガティバ、中北部のバリオス・ウニドス、南東部のサン・クリストバルなどでひょうが確認されました。これらは「ローカリダー(localidad)」と呼ばれるボゴタの行政区で、日本の区に近い単位です。ボゴタには20のローカリダーがあり、ひょうは市内の広い範囲で降ったことになります。
SNSには、道路や車の屋根が白い氷の粒で覆われた動画が多く投稿されました。現地メディアも、まるで雪が積もったような光景を「雪(nieve)」とかぎかっこ付きで伝えています。
空港の運航にも影響
エンガティバ地区の近くには、コロンビアの空の玄関口であるエルドラド国際空港があります。報道によると、悪天候のため空港の運航に支障が出ました。欠航や遅延の便数など詳しい数字は、元の報道からはわかりません。ただ、ひょうや雷を伴う強い雨のときは、安全のために離着陸を一時止めることが一般的で、今回も同じような対応がとられたとみられます。
市当局「備えが必要」
ボゴタ市当局(ディストリト)は、ひょうへの注意を呼びかけ、「備えておかなければならない」と市民に伝えました。地元メディアも、ひょうが降ったときの対策を紹介しています。具体的には、外出を控えて屋内に避難する、車は安全な場所に止める、側溝や排水口がふさがれて道路が冠水しないよう気をつける、といった内容です。
なぜ赤道近くの都市でひょうが降るのか
ボゴタは赤道に近い場所にありますが、アンデス山脈の標高およそ2,600メートルの高地にある都市です。年間を通して気温が低めで、「常春の都」とも呼ばれます。上空の気温が低いため、積乱雲の中でできた氷の粒が溶けきらずに地上まで落ちやすく、ひょうは決して珍しい現象ではありません。
また、コロンビアのアンデス地域では、一般に1年に2回の雨季があるとされ、9月から11月ごろは2回目の雨季にあたります。この時期は午後に激しい雷雨が起きやすく、今後もしばらくは同じような天気が続く可能性があります。日本から出張や旅行でボゴタを訪れる人は、天気予報や航空会社の運航情報をこまめに確認することをおすすめします。
※本記事はコロンビアの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:El Tiempo




