
この記事のポイント
- 台風「薔琵」が強烈颱風に発達し、来週にかけて台湾に近づく可能性が出てきたと現地で報じられている。
- 元気象署長の鄭明典氏は「この2日間が重要」と注意を呼びかけたが、進路予想にはまだ幅がある。
- 10月23日が台風休みになり光復節の連休につながるかが話題だが、休みにするかは直前に自治体が決める。
「薔琵」が強い台風に 台湾で警戒高まる
台湾で、台風「薔琵」の動きが大きく報じられています。現地メディアによると、薔琵は勢力を強めて台湾の分類で「強烈颱風」となり、来週にかけて台湾付近へ進む可能性が出てきました。台湾の気象当局である交通部中央気象署は、早ければ数日のうちに「海上台風警報」を出す可能性があるとしています。海上台風警報は、台風が台湾の周りの海域に影響を与えそうなときに出される最初の段階の警報です。
専門家「この2日間が重要」
中央気象署の元署長で、台湾ではSNSでの解説でも知られる気象専門家の鄭明典氏は、進路がはっきりするまでの「この2日間が重要だ」と呼びかけ、台湾に上陸する確率は高いとの見方を示したと報じられています。ほかの報道では、予想される進路をいくつかのパターンに分け、それぞれで暴風域に入る確率を比べる分析も紹介されています。ただ、台風の進路予想にはまだ大きな幅があり、台湾をそれる可能性も残っています。現時点で上陸が決まったわけではありません。
台湾の公共放送・公共電視(PTS)は、季節外れの暑さ「秋老虎」(日本でいう残暑)は来週火曜ごろまで続き、薔琵が台湾に影響を与えるかどうかは来週水曜以降にはっきりしてくるとの見通しを伝えています。
「台風休み」と光復節の連休に関心
台湾の人々の関心を集めているのが「颱風假(台風休み)」です。台湾では台風が近づくと、各地の県・市の首長が、強い風や雨の予報をもとに、学校や職場を休みにするかを決めて発表します。日本の「暴風警報で休校」に似ていますが、会社や役所も対象になることが多い点が違います。
報道では、10月23日(金)に台風休みとなった場合、10月25日の「光復節」と続いて長い連休になるのではないかと話題になっています。光復節は、1945年に日本の統治が終わり、台湾が中華民国に編入されたことを記念する日で、近年、国の休日に戻されました。ただし台風休みは、実際の台風の進路と強さを見て直前に決まるもので、今の段階で休みになるかどうかは分かりません。
今後の見通し
10月中旬から下旬の台風は、北東から吹く季節風と組み合わさり、台湾北部や東部に大雨をもたらすことがあります。台風が直撃しなくても、雨や風への注意が必要になる場面が考えられます。台湾へ旅行や出張に行く予定の人は、中央気象署の発表や航空会社の運航情報をこまめに確かめておくと安心です。
※本記事は台湾の現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:今周刊




