
この記事のポイント
- コルカタ北部のドゥルガー・プージャー会場で群衆事故が起き、少なくとも19人が死亡したと報じられた。
- 会場が暗くなったことやアナウンスが混乱のきっかけとみられ、主催者は警察に拘束されている。
- モディ首相は遺族に20万ルピーの見舞金を発表し、祭り会場の安全管理が問われている。
祭りの会場で起きた群衆事故
インド東部・西ベンガル州の州都コルカタで、ヒンドゥー教の大祭「ドゥルガー・プージャー」の会場に人が押し寄せ、将棋倒しのような群衆事故が起きました。現場は市北部の地域住民が運営する「パンダル」と呼ばれる仮設の祭壇会場です。インドの主要紙ザ・ヒンドゥーによると死者は少なくとも19人で、別の報道では負傷者が25人とされています。報道機関によって死者数は17〜19人と分かれており、今後変わる可能性があります。
暗闇と混乱、そしてアナウンス
インドのテレビ局NDTVは、事故の背景として「暗闇、人の殺到、そしてアナウンス」を挙げています。会場が暗くなったことや、場内のアナウンスをきっかけに人が一斉に動いた可能性が伝えられていますが、詳しい経緯はまだはっきりしていません。ニュー・インディアン・エクスプレス紙によると、会場の主催者は警察に拘束されており、運営や安全管理に問題がなかったかが調べられるとみられます。
政府の対応
連邦政府のモディ首相は、亡くなった人の遺族に1人あたり20万ルピー(日本円で数十万円程度)の見舞金を支給すると発表しました。西ベンガル州のスベンドゥ州首相(州政府のトップ)も対応策を発表したと報じられていますが、具体的な内容は今回確認できた報道の範囲では分かっていません。
ドゥルガー・プージャーとは
ドゥルガー・プージャーは、女神ドゥルガーが悪をうち倒したことを祝う祭りで、毎年秋に数日間行われます。コルカタでは一年で最も大きな行事とされ、町内会や地域の団体が趣向を凝らしたパンダルを競うように建てます。夜には有名なパンダルをめぐって歩く人で通りがあふれ、地域全体が数百万人規模の人出になるといわれます。
繰り返される群衆事故
インドでは、宗教行事や巡礼の場での群衆事故がたびたび起きています。限られた入り口や通路に人が集中しやすく、停電や誤った情報、急な誘導などをきっかけに一気に混乱が広がることがあります。仮設の会場は出入口の数や避難経路が十分でない場合もあり、今回の事故をきっかけに、祭り会場の入場制限や照明・非常用電源の確保、主催者の責任をめぐる議論が強まると考えられます(編集部の見方)。
※本記事はインドの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:The Hindu




