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インドネシア中部ジャワ・クラテン県知事をKPKが現行犯逮捕

インドネシアの汚職撲滅委員会(KPK)が中部ジャワ州クラテン県の県知事を現行犯逮捕しました。所属する与党系の闘争民主党は党から除名する方針です。

インドネシア中部ジャワ・クラテン県知事をKPKが現行犯逮捕
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この記事のポイント

  • インドネシアの汚職撲滅委員会(KPK)が、中部ジャワ州クラテン県の県知事を汚職の疑いで現行犯逮捕した。
  • 現地メディアは「青いドラム缶」を事件の証人として報じたが、中身や事件での役割など詳しいことは明らかになっていない。
  • 内務副大臣が「まだこんなことをする度胸があるのか」と批判し、所属する闘争民主党は党から除名する方針を示した。
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県知事を「現行犯逮捕」

インドネシアの汚職撲滅委員会(KPK)が、中部ジャワ州クラテン県の県知事(ブパティ)を、県庁をめぐる汚職の疑いで現行犯逮捕しました。KPKは公式発表で、クラテン県政府の汚職事件の容疑者を現行犯で拘束したと明らかにしています。インドネシアでは、こうした摘発は「OTT(オペラシ・タンカップ・タンガン=現行犯逮捕作戦)」と呼ばれ、現金の受け渡しの場などを押さえるKPKの代表的な捜査手法として知られています。

現地の大手ニュースサイトdetikNewsは「青いドラム缶が県知事逮捕の物言わぬ証人」という見出しで報じました。現場にあった青いドラム缶が摘発に関係しているとみられますが、手元の報道要旨からは、中身や事件での役割など具体的なことは確認できていません。容疑の詳しい中身や金額は、今後のKPKの発表を待つ必要があります。

クラテン県とは

クラテン県は、古都ジョグジャカルタと中部ジャワの主要都市スラカルタ(ソロ)の間にある県です。インドネシアの「県(カブパテン)」は州の下にある地方自治体で、日本でいえば市町村に近い規模です。県知事は住民の直接選挙で選ばれ、予算の執行や職員の人事に大きな権限を持っています。

クラテン県では2016年にも、当時の県知事が職員の昇進や配置をめぐる収賄の疑いでKPKに現行犯逮捕されています。同じ県で再び首長が摘発されたことになり、地元では衝撃が広がっているとみられます。

政府・政党の反応

地方行政を担当する内務省のビマ・アリア副大臣は、「理解できない。まだこんなことをする度胸があるのか」と述べ、驚きと失望を示しました。ビマ・アリア氏は西ジャワ州ボゴール市の市長を務めた経験があり、地方首長の汚職防止を繰り返し訴えてきた人物です。

県知事が所属する闘争民主党(PDIP)は、党から除名する方針を示しました。PDIPはメガワティ元大統領が率いるインドネシアの有力政党で、中部ジャワ州は党の最大の地盤の一つとされます。地盤での不祥事が、党のイメージに響く可能性があります。

なくならない地方首長の汚職

インドネシアでは2000年代の地方分権化で地方首長の権限が大きくなり、それとともに、許認可・公共事業・人事をめぐる汚職が深刻な問題になってきました。KPKはこれまでに多くの知事や市長、県知事を摘発しています。選挙に巨額の費用がかかり、当選後にそれを取り戻そうとする構造が背景にあると、一般的に指摘されています。今回の事件も、地方行政の透明性をどう高めるかという古くからの課題を、改めて浮かび上がらせたといえます。

※本記事はインドネシアの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:detikNews

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