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フランス「黄色いベスト」が金曜に鍋たたき抗議を呼びかけ 物価高への抗議が続く

フランスで物価高に抗議する運動が続くなか、「黄色いベスト」が金曜日に鍋をたたく抗議「カスロラード」を呼びかけた。10月24日の第2回行動には数十万人が参加した。

フランス「黄色いベスト」が金曜に鍋たたき抗議を呼びかけ 物価高への抗議が続く
🔥🔥 ローカル度・高

この記事のポイント

  • フランスの「黄色いベスト」運動が、物価高に抗議して金曜日に鍋をたたく「カスロラード」を各地で行うよう呼びかけた。
  • 10月24日の第2回全国行動の参加者は約41万〜80万人と報じられた。数字の幅は当局と主催者の集計の違いとみられる。
  • 2018年の燃料税への反発から生まれた運動の流れを受け継いでおり、生活の苦しさが政権への不満と結びついている。
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金曜日に「鍋たたき」の呼びかけ

フランスで、生活費の高騰(フランス語で「ヴィ・シェール」)に抗議する運動が勢いを保っています。仏紙ル・フィガロによると、「黄色いベスト(ジレ・ジョーヌ)」運動の参加者らが、金曜日に各地で「カスロラード(casserolade)」を行うよう呼びかけました。カスロラードは、鍋やフライパンをたたいて大きな音を出し、不満を伝える抗議の方法です。

フランスでは、この「鍋たたき」はなじみのある抗議の形です。2023年にマクロン政権が年金の受け取り開始年齢を引き上げたときには、大統領や閣僚が地方を訪れるたびに住民が鍋をたたいて出迎え、大きく報じられました。デモ行進と違って仕事帰りでも参加しやすく、自宅の窓辺からでも加われるため、多くの人を巻き込みやすいと考えられています。

土曜日の第2回行動には数十万人

今回の呼びかけの前には、大規模な全国行動がありました。物価高に抗議する運動の「第2幕」とされる10月24日(土)の行動について、仏紙ル・モンドなどは、参加者数を約41万人から80万人と伝えています。フランスのデモでは、内務省(警察)が出す数字と主催者側が出す数字が大きく違うのが普通で、今回の幅もその違いによるものとみられます。

報道によれば、各地のデモ行進は厳しい警備の中で行われ、夕方にかけて一部で緊張が高まる場面もありました。ル・フィガロは、2回の土曜日の行動の間で、拘束者の数や放火、略奪の件数などに大きな差があったと伝えていますが、詳しい比較の数字はここでは取り上げません。

「黄色いベスト」とは

黄色いベスト運動は、2018年秋に燃料税の引き上げへの反発から始まった市民運動です。車に積むことが義務づけられている蛍光色の安全ベストを着て集まったことから、この名前が付きました。特定の政党や労働組合に属さず、SNSを通じて広がったのが特徴です。主に地方や郊外で暮らし、車がないと生活できない人々の不満を受け止め、毎週土曜日の行動は「第○幕(アクト)」と数えられました。

今回の物価高への抗議が「第2幕」と呼ばれているのも、この数え方を受け継いだものと思われます。食料品やエネルギーの値上がりは、収入の少ない世帯ほど家計に重くのしかかります。「生活が苦しい」という声が政治への不満に結びつく流れは、2018年と重なって見えます。

今後の焦点

今後は、金曜日のカスロラードにどれだけの人が加わるのか、次の土曜日の行動に結びつくのかが注目されます。政府が物価対策などで歩み寄るのか、それとも運動がさらに広がるのかは、現時点では分かりません。ただ、フランスでは街頭での抗議が政策を変えた例が少なくなく、政権にとっては難しい対応を迫られる局面が続きそうです。

※本記事はフランスの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。

📰 情報ソース:Le Figaro

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