
この記事のポイント
- クイーンズランド州ローガンホルムのパブ前で銃撃があり、19歳の女性が頭を撃たれ重体になっている。
- 走行中の車から撃つ形の銃撃とされ、犯人たちは今も逃走中。事件の様子とみられる映像も出回っている。
- 1996年の乱射事件以来、銃規制が厳しいオーストラリアで、州の銃規制のあり方に改めて注目が集まっている。
パブの前で起きた銃撃
オーストラリア東部のクイーンズランド州ローガンホルムにあるパブの前で銃撃事件が起き、19歳の女性が頭を撃たれました。女性は病院に運ばれ、命が危ない状態が続いていると現地メディアが伝えています。ローガンホルムは州都ブリスベンから南へ車で30分ほどの郊外の地区で、ローガン市の一部です。
現地報道では、走行中の車から撃つ「ドライブバイ」型の銃撃だったとされています。複数の人が巻き込まれた「集団銃撃(マス・シューティング)」とも報じられていますが、けが人の正確な数や詳しい状況は、公開されている情報からは確認できていません。重体の女性の身元はすでに明らかにされています。
犯人は逃走中、映像も出回る
報道によると、銃を撃った犯人たちはまだ捕まっていません。事件のときの様子とみられる映像も出回り、地域の住民に衝撃を与えています。警察は情報提供を呼びかけて捜査を進めていますが、動機や、狙われた相手がいたのかどうかなど、詳しいことはまだ分かっていません。
銃規制の厳しい国で起きた事件
オーストラリアは、世界でも特に銃の規制が厳しい国として知られています。1996年、タスマニア州ポートアーサーで35人が亡くなる銃乱射事件が起きました。これをきっかけに、連邦と各州が「全国銃器協定」を結び、自動式・半自動式の銃の原則禁止、免許制度と登録制度の強化、政府による銃の買い取りなどを進めました。その後、多くの死者が出る乱射事件は大きく減ったとされています。
一方で、近年は犯罪組織などによる違法な銃の流通や、登録の管理のあまさが課題として指摘されています。今回の事件を受けて、豪大手紙のシドニー・モーニング・ヘラルドなどは、クイーンズランド州の銃規制のあり方に改めて注目が集まっていると伝えています。使われた銃の入手経路などはまだ明らかではなく、規制の見直しにつながるかどうかは、今後の捜査の結果や州政府の対応しだいとみられます。
今後の焦点
今後の焦点は、逃げている犯人の逮捕と事件の全体像の解明です。日本と同じように銃が身近でない社会で起きた事件だけに、地域の安全への不安が広がっています。重体の女性の容体とあわせて、警察の発表が注目されます。
※本記事はオーストラリアの現地報道をもとに、編集部が日本語で再構成したものです。
📰 情報ソース:News.com.au




